• SHISHUMANIA

ファースト商会さんへ突撃(横須賀)


ファースト商会 松坂良一さん




【いざミシン買取りへ】


横振りミシンは現在生産しておらず、なかなか手に入りません。


JUKI、STAGER、SINGER製のミシンは、中古で比較的手に入れ易いのですが、GOLD社のGOLDQUEENは滅多に見つかりません。 

見つかっても状態の悪いミシンが多いです。



4年程前から、東京・栃木・群馬のミシン屋さん、刺繍屋さんに、見つかったらすぐに連絡下さいと無理を言ってお願いしているのですが、なかなかプロの業者の方でも手に入れることが難しいようで困っていました。


現在僕は、完全に壊れている部品取り用のGOLDQUEENを1台、ガタのきているGOLDQUEENを1台の2台体制で刺繍しているので、ガタのきているコイツが壊れたらどうしよう。。。

とずっと不安でした。



先週、半ばヤケになり「GOLD QUEENを買い取ります!」とツイートしてみました。

すると偶然、フォロワーさんからリプライがあり、昨日横浜まで買い取りに行ってきました。

まさかTwitterで買取りができるとは思ってもいなかったので、とても驚きました。



フォロワーさんはJUKIとGOLDQUEENの2台持ちで、GOLDQUEENを使わなくなったので譲ってくれたそうです。

とても良いタイミングでした。

じっくり整備して、使えるようにしたいと思います。
























これで僕の横振りミシンの保有数は、GOLDQUEEN3台、STAGER1台になりました。

2台の稼働可能のGOLDQUEENで、どちらかが壊れても刺繍できる安心の体制にしたいと思います。

STAGERは縫い味とデザインがあまり好きではないので、飾りにしておきたいと思います。


最終的には10台くらいのGOLDQUEENを集めたいので、余っている方、是非買取りに伺いますのでご連絡ください。

40年前のミシンなので、あればあるだけ嬉しいです。


買い取り後とても良い気分になったので、今日は横振りを感じる1日にしてみよう!

と思い、ノープランで横須賀へ向かいました。















【いざ横須賀へ!】


どこのお店にいくか決めずにとりあえず横須賀へ。



去年の12月に訪れた際、ウィンドウ越しに偶然横振りのスカジャンを発見し、購入させていただいたスカジャンショップに行ってみました。


その時の記事はこちらのリンクにございます。

https://www.shishumania.com/post/%E6%A8%AA%E9%A0%88%E8%B3%80%E3%83%89%E3%83%96%E6%9D%BF

店主さんは僕のことを覚えていて下さいました。

入店したところ、「一瞬で横振りを見抜いて買う人はいないから覚えてるよ!」と声を掛けてくださいました。 とても嬉しかったです。


職人さんにお話を聞いて資料に残したいとお話していたところ、

ファースト商会さんをご紹介頂けました。



お隣にある大将ミシン刺繍店が閉まっていたので理由を聞いてみると、ご主人が高齢で

倒れてしまったそうで残念でした。



【横須賀でレジェンド職人さんに出会う】














お店に入ってまず目についたのがこちら!


アメリカの兵隊さんが、シャツの袖裏に飾り用に付けるために購入されるそうです。

袖をまくった時に目立っていいですよね。


1つ1.500円。 全て手作りの横振り刺繍。 いい感じにゆる渋で値段も安く、入店すぐに即買いでした。



購入、挨拶を済ませ、SHISHUMANIAで横振り刺繍の活動していること、資料として職人さんのお話を聞いてまとめたいというお話をしました。


断られるかな? と思っていたのですが、快諾して頂け、動画も撮影させて頂けました。


後日まとめてYoutubeでUPします。




松坂さんは現在88歳。


警察予備隊で勤務された後、北海道から横須賀に移り住み、1983年にこちらのファースト商会をオープンされたそうです。


最初は骨董品や着物、オルゴールなどの米軍向けのお土産ショップとして経営されていたそうですが、着物への刺繍のオーダーやスカジャンのオーダーが増え始め、40歳で独学で横振り刺繍を始められたそうです。



最初はお店でアルファベットから練習されたそうです。

横振り刺繍は挫折する人が多いですが、40歳から始めてオーダーを受けるというのは並大抵の覚悟、努力ではできないことだと思います。

作品アルバムも見せていただいたのですが、数々のテレビ番組、雑誌、芸能人衣装の製作をされており、努力の職人さんだなと思い感動しました。



残念ながら後継者はおらず、一代でこちらのお店は畳んでしまうそうです。



他にもいろいろな話を聞くことができたので、後日YoutubeにUPします!



スカジャンの歴史、横振り刺繍の歴史は、とてもマニアックな分野ではありますが、資料として残しておかないといけないと思います。



1945年の終戦後、アメリカ軍のお土産にオールドスクール柄のジャンパーが流行。 

桐生や横須賀で、着物で技術を高めた職人さんが様々な柄に挑戦し、腕を競い合っていた時代の歴史は自分の仕事の原点なので、今のうちにいろんな職人さんに会いに行き、まとめておきたいと思います。



17歳の時に見たスカジャンに感動し、その気持ちのまま10年突っ走ってきました。

歴史なんてどうでもいいと思ってずっと興味がなかったのですが、ここ一年、歴史を作った職人さん達へのリスペクトの気持ちと、この時代の事をまとめないといけないという気持ちが出てきました。








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