- SHISHUMANIA
歌舞伎町でホストになり両足骨折する。
帰国後、急に刺繍ができなくなりました。
⑴「貴女」という文字を「相手」と刺繍し、全く気付かずに発送してしまう。
⑵納期遅れが頻発する。
⑶自分のブランド名「SHISHUMANIA」をスペルミスし刺繍してしまう。
⑴、⑵はもちろんの事、⑶が起きた時、もう終わりだなと思いました。
もうどうしようもないところまできてしまったなと思いました。
脳が刺繍する事を拒否してるなーと思いました。
ADHDマスターになったつもりでいましたが、全然ダメでした。
やっぱり「障害」っていうくらいなので、克服となると相当時間がかかるなーと難しさを実感しました。
また自分が理解できなくなり、嫌いになりました。
今のままいても何も変わらないので、とりあえず全力で別の仕事をしてみようと、歌舞伎町のホストになってみました。
お店はなんとなくYoutubeを聞き流していた時に、出てきたお店に決めました。
その日のうちに面接を受け、6時間かけて3次面接まで受け、合格になりました。
他に受けた6人は落ちたので、もしかして才能あり?とウキウキになっていました。
初接客業、初水商売だったので、毎日が刺激的で勉強になりました。
なんとなく悪いイメージを持っていましたが、僕の勤務したお店ではキャスト皆が店の事を考え、プロとして行動、接客していました。
自分より5歳も10歳も若い子ばかりでしたが、みんな明確な目標を持ち、日々努力している姿を見て刺激になりました。

一週間前、いつも通り出勤しようと歩いていると、酔っ払いにタックルをかまされてしまいました。
人生で初めて救急搬送されました。
両足骨折、手の指も骨折しました。
病院では、まず、松葉杖と車椅子ならどっちがいい?
と聞かれました。
全治2ヶ月。
12月が誕生日なので、そこまで死ぬほど頑張って仕事をして、バースデーイベントでナンバーワンになって辞めて自分に自信をつけようと思っていました。
完治した2ヶ月後は12月です。
せっかく切り替えて頑張ろうと思ったのに、両足折れるって、ホストやるなってことかな?
刺繍の神様に辞めろと言われた気がしました。
僕は今まで3回くらい、本気で刺繍を辞めようと思ったことがあるのですが、その度に大きなチャンスが来たので刺繍を続けてきました。
なので、本気で信じているわけではないのですが、なんとなく刺繍の神様がいて、刺繍をやらせてもらっている気がしています。
ホストを始めて、歩くことさえできなくなったということは、一度何もしないで人生について、自分について深く考えろってことかな? と思いました。

どっちみち歩けないので、自分についてもっと深く理解できるようにゆっくり考えたいと思います。
また表参道の発達障害者Barに通って、いろんな人と話をして、自分を理解しようかなーと思います。
尊敬している社長からも、生き急ぎすぎてるから一度ゆっくり生きてみようとアドバイスをもらいました。
一度ゆっくり生きてみようと思います。