• SHISHUMANIA

牡丹別珍スカジャン製作過程

  本日無事完成しました別珍スカジャンの方の製作過程についてのまとめになります。

 ※依頼主さまからの許可をいただいています。



今回のご依頼はオーダーメイドのスカジャン+オーダーメイドの刺繍のご依頼でした。

①表面ネイビー別珍スカジャン

②裏面ワインレッドの渋めのスカジャン。

③レディース9号サイズ



ということで、いつもスカジャンのパターンと縫製をお願いしているANNDIRKIZM様

http://www.anndirkizm.com/

と一緒に製作させていただきました。






ANNDIRKIZM様に、大阪の問屋さんで良い生地を取り寄せて頂けたので、高級感のあるスカジャンを製作することができました。


リブは両面ブラック。パイピングは同色で統一させていただいています。




ー製作過程ー


私は別珍に強い苦手意識がありました。

理由としては、


❶別珍は毛足が長く、刺繍枠の跡が強く残ってしまう。

❷別珍生地は毛足が長いので下書きができない。横振りで刺繍する場合、大量生産目的としてデザイン型紙を作り、特殊な墨を流し込んで乾燥させデザインの下書きをするので、その方法を用いるとすると、費用の面でお客様に高い料金を請求しないといけなくなってしまう。

❸枠の周りに別生地を噛み合わせても多少枠跡がついてしまう。 また、枠張りが甘くなるので刺繍面がボコボコになってしまう。


ずっと難題で基本的に避けていた生地なのですが、避けていてはSHISHUMANIAではないので、克服するためにいろいろと試行錯誤してみました。



そして、

ざっくり刺繍してワッペン状にし、その跡貼り付け時に丁寧にグラデーションをかけて刺繍する方法にたどり着きました。





①まずは下書き。ここで脳内で仕上がりをイメージします。











②ざっくり刺繍します。 ざっくりがポイントです。











③ざっくりなので、けして綺麗なグラデーションではありません。












④貼り付けの時、あえてざっくり刺繍しないといけなかった我慢のストレスをぶちまけ、ガチで刺繍して貼り付けます。











⑤完成。

今回は肩も含めての刺繍だったので、ANNDIRKIZM様より、ほとんど生地の組み上がった状態で発送いただき、刺繍させていただきました。


ヨレもなく最高の状態で刺繍することができました。

これでまた一歩進化し、SHISHUMANIAに近づきました。






今回のスカジャンは 小説家の高月紅葉様 (twitter@momiji_k)からのご依頼です。



「仁義なき嫁」というBL小説シリーズの「群青編」という最新巻で、主人公が着ているスカジャンだそうです。



ご依頼ありがとうございました。

是非チェックしてみてください!




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2020.1.23~

2018.1.1~